WSL環境構築時メモ

Windows 10においてWSL環境構築時にいくつかはまったことがあるので、次回のためにメモ。


マニュアルでダウンロードすることができるのでそれで対応。

以下のページのDownloading distributionsからUbuntuを選択すると.appxがダウンロードできる。

docs.microsoft.comdocs.microsoft.com


 

  • Ubuntuのインストールが途中で止まる

上記でダウンロードしたUbuntuをダブルクリックしてもインストールプロセスが10%で止まってしまうため、以下で対応。
・拡張子をzipに変更
・zipを解凍しubuntu2004.exeでインストール


Ubuntuと同様にマニュアルでダウンロードできるためそれで対応。

以下のgithubからダウンロードできるためダウンロード後インストール。このプロセスの場合、新しいバージョンが公開されても自動的なアップデートはされないとのこと。

github.comgithub.com



  • Ubuntu on WSLからsudo apt update && sudo apt upgradeができない

これは今回の場合、ウィルス対策ソフトが原因で以下のサイトを参考にsymmantec endpoint protectionの設定を変更することで解決。ありがとうございます。
SEPの保護状態は変わらず、問題は検出されていないようなので、変更しても大丈夫と判断。

kemasoft.netkemasoft.net



  • /etc/apt/sources.listに上書きできない

こちらに記載の一番上の方法で解決。

stackoverflow.com



こちらを参照

stackoverflow.com

2014年のメモ3

私には地球を取り巻く巨きな巨きな蛇の環が見えはじめた。すべての対極性をわれと我が尾を嚥み続けることによって鎮める蛇。すべての相反性に対する嘲笑を響かせている最終の巨大な蛇。私にはその姿が見えはじめた。

相反するものはその極致において似通い、お互いにもっとも遠く隔たったものは、ますます遠ざかることによって相近づく。蛇の環はこの秘義を説いていた。肉体と精神、感覚的なものと知的なもの、外側と内側とは、どこかで、この地球からやや離れ、白い雲の蛇の環が地球をめぐってつながる。それよりもさらに高方においてつながるだろう。

私は肉体の縁と精神の縁、肉体の辺境と精神の辺境だけに、いつも興味を寄せてきた人間だ。深淵には興味がなかった。深淵は他人に委せよう。なぜなら深淵は浅薄だからだ。深淵は凡庸だからだ。

 

三島由紀夫 『F104』より

2014年のメモ2

 そもそも、アイディア捻出の原則は一つしかない。異質なものどうしを結びつけよ、である。常識の殻を破りたいとは、だれでも考えていることだ。しかし、この殻は非常に頑固なもので、いかに待っても自然に割れてはくれない。異質なものとの結びつきによってのみ可能なようだ。時代の最先端はなんだろう。宇宙船だ。時代遅れのものはなんだろう。キツネツキがある。では、キツネツキの男をロケットに乗り込ませよう…。といった方式で私はSFの発送を得ているわけだが、これは私ばかりでなく他の作家もそうだろうし、また小説に限ったことでもあるまい。

 

星新一「おのぞみの結末」 解説より

2014年のメモ1

比喩という創造性

 

創造的であるということはものごとをつなげることによって達成される。

より遠くの概念を繋げられる人は、より創造的である。

比喩は一つ一つの事象を抽象化してつなげる行為でまさに創造的だ。

抽象化の度合いが深ければ深いほど、より遠くの概念をつなげることができる。

イメージは樹形図だ。

末端の枝を組み合わせるのは簡単だ。

しかし、その抽象化の度合を深めていき、より上の階層へ行けば行くほど、一見したつながりは減っていく。

幹でうまくつなげることができればそれは創造的だ。